朱のべん個展 「古tive イニシエチブ」
11月18日(水)ー12月12日(土)17:00-22:00
定休日:日・月・火
スタジオ35分
東京都中野区上高田5-47-8
この度、スタジオ35分では、朱のべん個展「古tive イニシエチブ」を開催いたします。朱のべんは会津若松生まれ、現在は仙台をベースに活動しているアーティストです。スケートボードや音楽と深く関わりながら、路上からギャラリーまで幅広く活動をしています。
いわゆるストリートアートとは逸脱した彼独自の表現スタイルは深淵で土着的な匂いが漂っています。
朱のべんは自らがVOCCCI(ぼっち)と呼ぶ1本の線で描く螺旋状の線画を繰り返し描いてます。繰り返される行為は求心的な儀式のようであり、複雑に絡まったその線もループしていて、どこか魔術的な中毒性があります。スタジオ35分では2016年初めに開催した個展「syのv」以来の登場です
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イニシエチブは、古(いにしえ)と、率先・先導などの意味を持つinitiative(イニシアチブ)を組み合わせた造語です。古代を想う今をさかのぼる感じと、率先して先に導いていくという進む感じがクロスしてプラマイゼロで昇華するイメージです。
実はVOCCCI(ぼっち)を繰り返し描き続けることも何かさかのぼっていく行為なのかもしれないと思いました。複雑さを増して、素の姿に還していく。その場面ごとの絵になります。
朱のべん(しゅのべん)
1980年会津若松市生まれ。90年代後半スケートボード、HIPHOPに影響を受け創作活動を始める。2001年仙台市に移住。幼少より敬愛する水木しげるを通じて遠野物語や曼陀羅の世界に浸透。一本の線が渦巻き・ループ・螺旋に絡み合うVOCCCI(ぼっち)と自ら呼ぶシンボルを基に作品を展開している。国内外での作品展示や、DJとのライブセッション、コラボレーションワークも行う。