Tomoko Daido 「SPOMIN_crime and punishment」

この度、スタジオ35 分では大同朋子「SPOMIN_crime and punishment」を開催します。
大同朋子は90 年代後半よりニューヨークを拠点に活動している写真家です。白黒フィルムに特化した製作は一貫しており、主にアメリカ、ヨーロッパ各地で作品を発表しています。大同はスタジオ
35 分の起源と言える月例のグループ展「35minutesmen」(2009) の参加メンバーであり、2015 年には自身の写真集『One Hundred Shots』の出版にあたり、スタジオ35 分で個展を開催しました。

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Tomoko Daido
SPOMIN_crime and punishment
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2017 年7 月12 日(水)~ 7 月29 日(土)
営業時間: 18:00 ~ 23:00 定休日 : 日月火
Opening Reception : 7/12(水)19:00~23:00

‘SPOMIN’ とは、スラブ語で“社会的な記憶” を意味する言葉です。
“社会的な記憶” とは、個人的な記憶ではなく、社会の共通認識に基づいて
共有され、受け継がれていく記憶です。 歴史を背景に、国の方向性、文化、情報、
時間の流れなどによって、その解釈の変化が繰り返されているものでもあり、
それ故に複雑な記憶です。“社会的な記憶” が、現在にどのような影響を与
えているのかという興味が2014 年からスタートした‘SPOMIN’ シリーズの
コンセプトの軸になっています。

‘SPOMIN_crime and punishment’ は、‘SPOMIN’ シリーズの一部です。
2017 年1 月、私はロシアを撮影地に選び、シベリア鉄道でモスクワからウラ
ジオストクまで旅をしました。その旅の道中で撮影した写真は、私が遭遇し
た“社会的な記憶” の断片であり、また、多元な歴史的背景を持つこれらの
場所に対して、私の内的反応がイメージとなったものです。

大同 朋子
福井県小浜市出身。
90 年代後半よりアメリカ・ニューヨーク在住。
City College of New York にて写真を学び 2001 年にBA を修了。

http://www.tomokodaido.com/