清水裕貴展　よみがえりの川

清水裕貴展　よみがえりの川

2023年2月8日（水）～3月4日（土）16:00-22:00
定休日：日・月・火
＊1ドリンクオーダー制

［よみがえりのワイン会］

ワイン好きな清水裕貴さんがこの展示に合わせて、ワインと簡単なおつまみをセレクトし、ワインを飲みながら作品について皆さんとわいわい話す会です。

2月11日（土）18時～20時
3月4日（土）18時～20時

スタジオ35分
東京都中野区上高田5-47-8

*新型コロナの感染状況や都合により営業日・時間の変更もありえますので、SNS等確認してからご来場ください。

写真家であり小説家でもある清水裕貴は、土地の歴史や伝説をリサーチし、物語を立ち上げ作品を製作しています。本展示は神田川にまつわる伝説をもとに新たな物語を創造し、写真、映像、言葉を用いたインスタレーションとなります。展示に加えて、言葉と写真で編まれたZINEも作家自身が製作しました。なお本展示「よみがえりの川」は新宿にあるアートライブラリーカフェバーA’holicとの共同企画となっています。両場所で異なった作品の展示となっていますので、そちらも是非よろしくお願いいたします。

新宿を開拓して財を成した男は、自分の財産を守るために橋の上で沢山の人を殺して神田川に投げ込んだ。男が人殺しをした橋はいつしか「姿見ずの橋」と呼ばれるようになったが、男の罪は裁かれなかった。しかしその代償として一人娘が呪われて大蛇になった。大蛇は今もごみ屑と花びらが渦巻く水の中に住んでいるかもしれない。

この作品は神田川にまつわる伝説を題材にした呪いと魔術の物語。光と街のごみと会話を収集して、写真と短編小説と映像で構成した。

清水裕貴/Yuki Shimizu

1984年千葉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。土地の過去や伝説をリサーチしながら風景写真を撮り、物語を立ち上げ表現している。2011年1wallグランプリ受賞。2016年三木淳賞受賞。2022年、千葉市美術館「とある美術館の夏休み」展、TOKYO DIALOGUE/T3 PHOTO FESTIVAL参加、PGIにて個展「微睡み硝子」開催。2018年から小説の執筆をはじめ、新潮社のR-18文学賞大賞受賞。2019年『ここは夜の水のほとり』（新潮社）、2022年『花盛りの椅子』（集英社）、2023年『海は地下室に眠る』（KADOKAWA）を出版。